2014/5/24
復活ズノウ号
内山さんからもらったズノウ号、なんとか乗れるようになりました。あ~よかった。
ズノウ号にいよいよチューブラータイヤを取り付けることになりました。
初めての事なので色々研究しましたよ。
今、一般的に使用されている自転車は、クリンチャータイヤです。
これです。ママチャリはもちろん、最新のロードレーサーもほとんどこれです。
これに対し、チューブラータイヤとは、
これです。昔はみんなこれでした。タイヤが発明された当時の構造です。
ところが、最近人気があるそうなんです。
チューブラータイヤのメリット・デメリット
【メリット】
チューブラーのいい点は高速に強いことです。
特に山の下りをめちゃくちゃ飛ばす時は限界スピードがクリンチャーより10km以上違います。
リムの強度を上げやすく、且つ軽く出来る。パンク時に、急激に空気が抜けずスローパンクになる。
【デメリット】
パンクした際に修理が非常に面倒な事が挙げられます
(タイヤを縫ってある糸をほどいて中のチューブを引っ張り出して穴を塞いで、
またタイヤを縫い直して・・・という非常な労力を必要とします)。
普通はチューブラータイヤはパンクすると新しいタイヤに交換して、
パンクしたタイヤは使い捨てになってしまう事が多いです。
チューブラー豆知識
近年はリムセメントではなく専用の両面テープを用いることも多い。
この方式を用いることによってタイヤ交換に要する時間は大幅に短縮される。
加えて、シーラントと呼ばれるパンク防止剤を事前に注入することで、
もともと高い耐パンク性能がさらに改善されるため、ランニングコストの低減とともに、
クリンチャーにはない乗り味を持つことから、徐々に愛好者が増える傾向にある。
タカさんの場合、スピードは出さない(出せない)ため、乗りごごち重視で選びました。
なので、なるべく太いタイヤを選びました。これです。
ヨーロッパの荒れた路面に対応する「RACE A Evo2 」チューブラーのミックストレッドパターンバージョン。
ヨーロッパのレースで使用されるコースには、その歴史の積み重ねによって表面が削れ、
砂が浮き、荒れている路面も多々存在し、「RACE C (classic) EVO2」は、そんな荒れた路面に対応するため、
昔から愛され続けているミックストレッドパターンを採用。
「RACE A EVO2」チューブラー同様に「ZSGデュアルコンパウンド」「PTベルト」「R'AIRチューブ」のテクノロジーが活かされており、
パナレーサーサポートチーム「ソジャサン」も、13年「ツール・ド・フランス」でこのタイヤを使用。
また「RACE C EVO2」には、世界で最も過酷なレースとして名高い「パリ~ルーベ」を闘うために26mm幅もラインナップ。
一番太い700×26Cを選びました。
前に履いていたのもパナレーサーでしたからね。信頼の日本製(パナソニック)です。
以下は、パナレーサーのホームページから引用しました。
ビンテージロードレーサーを楽しむ上で困っているのが最近のチューブラータイヤが細くなってしまった事です。
60年代・70年代はまだまだ道路事情は悪く、未舗装路を走るレースも多くツールやジロでさえ未舗装のコースがありました。
当然タイヤは現行のロードバイク用のチューブラーより太目に作られていました。
とくに石畳のコースで知られるクラシックレース「バリールーペ」には専用のチューブラータイヤがクレメンやビットリアから出ていました。
そんな「バリールーペ」のためにヨーロッパプロをサポートしているパナレーサーから新発売された26mm幅のチューブラータイヤが「RaceC Evo2 Classic」です。
センターヤスリ目・両サイド杉目のミックスバターントレッドでかつてのクレメン「パリルーペ」とほぼ同じ幅です。
グランボアではそのスペシャルバージョンのスキンサイドモデルを限定生産しました。これで旧いロードに取り付けても違和感のないシルエットを得られます。
特に50年代以前のロードにはピッタリと思います。そして何より最新テクノロジーの詰まったパナレーサーのタイヤならガンガン乗ることもできます。
幅26mm。重さ320g。日本製。
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やっと届きました。チューブラータイヤ。 | 空気を少し入れて伸ばした方がいいらしいです。入れ過ぎ厳禁。 |
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問題は、このリムにこびり付いたリムセメントの除去。 | ドライバーを使って剥がしました。これ以上は無理。 |
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そこで、このリムセメントクリーナーを購入。 | 刷毛が付いてます。ワイヤーブラシでこすればあっという間に綺麗に。 |
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と思いきや、なかなかとれない、結局サンドペーパーを使用。 | なんとか綺麗になった。前輪と後輪で3時間かかり腱鞘炎になった。 |
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脱脂はこのペイントうすめ液を使いました。 | せっかくなんで、ハブのグリスアップもすることにしました。 |
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ハブレンチは持ってるんですよ。 | 見てください綺麗です。グリスは減っているけど問題なし。 |
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ホワイトグリースがまだあるので使います。 | 洗浄してからグリスアップしました。 |
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パッキンも付いてます。さすが、高級車ですね。 | 後輪はサンツアーのボスフリーです。ここは道具がないので断念。 |
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いよいよタイヤの取り付けです。ミヤタのテープ、両面テープです。 | 説明書で再度研究です。ドキドキしてきた。 |
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テープを貼った状態。16ミリでぴったりでした。 | タイヤを付けました。センター出しが難しい。 |
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出来ました。初めてにしては上出来。自己満足。 | 乗ってみた。ハンドルが低い。ハンドルの向きをを少し上げました。 |
自転車整備が面白いです。自転車は年々進化しているので、今のロードに比べたら性能的には劣っているでしょう。
でも、この佇まいというか雰囲気がたまらなくいいですね。自分仕様に仕立て上げたいです。
クロモリにチュープラータイヤ、そして手組ホイール。今のアルミの完組よりも体に優しいです。実感しました。
今後は、BBのグリスアップ若しくは交換。サンツアーのボスフリー抜きの購入等、色々楽しみが出来ました。
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チェーンのクリーニングキットも買っちゃいました。 | さすがに汚れています。 |
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中はこんな感じ。ここに洗浄剤を入れます。 | 30回逆回転してチェーンを洗浄するという単純な構造。 |
1回でこれだけ綺麗になりました。もっと綺麗にするぞ。
部品の洗浄は、自動車用のブレーキクリーナーが大活躍。
コッタレスクランク抜きも持ってます。次回はBB(ボトムブラケット)の点検若しくは交換もしてみたいです。
実は、ズノウ号の右ワンが硬くて断念したのでした。ノートン号と同じカップアンドコーンのBBです。
ノートン号も30年以上乗ってますからね。ノートン号の整備技術が役立ちました。
このズノウ号でサイクリングを計画中、果たしてタカさんに乗りこなせるか?お楽しみに。