2008/12/29

息栖神社(いきす神社)

二千年以上の歴史をもつ息栖神社は、鹿島神宮、香取神宮とともに
東国三社のひとつとして数えられた由緒ある神社です。

場所は、茨城県鹿島郡神栖町大字息栖2882です。

鹿島神宮、香取神宮、息栖神社は割と近くにあり、
「お伊勢参りの後の三社参り」は現在でも行われているそうです。

鳥居です。鹿島神宮に比べると人が少なく寂しい感じです。 参道です。左に稲荷神社があります。
稲荷神社です。 楼門です。中はお正月の準備で忙しそうでした。
社殿です。落ち着いた作りでいい感じ。しかし人が少ないですね。 力石です。昔、若者達の力競べに使った名残だそうです。
御神木。夫婦杉ともいわれます。樹齢1000年以上。 神社近くの川沿いに鳥居が見えます。一の鳥居と忍潮井です。
忍潮井(おしおい)です。男瓶・女瓶と呼ばれる二つの井戸があります。 常陸利根川です。眺めは最高!川幅も広い。

派手さはないけどいいところです。ここをお参りすると気持ちが落ち着きます。こういう神社は好きです。
ただ、付近は飲食店もなく食事も出来ません。この後、鹿島神宮にお参りしました。

鹿島神宮は正月前なのに結構な賑わいです。
家の神棚用に息栖神社と鹿島神宮の御神札(おふだ)を購入。神宮大麻(天照皇大神宮)も買いました。

御神札は、年末に毎年新しくお受けして、一年間おまつりした古い御神札は、神社に納めます。

我が家の神棚も12月30日に清掃し、新しい御神札をおまつりして、お正月の準備が整いました。

 

息栖神社は岐神(くなどのかみ)を主神としています。

どんな神様か調べたら、
伊弉諾尊(いざなきのみこと)が
黄泉(よみ)の国から逃れて禊(みそぎ)をした時、
投げ捨てた杖から生じたという神様です。

集落の入り口や道路の分岐点などにまつられ、
種々の邪霊・禍災の侵入を防ぐと信じられています。

杖から神を作るなんてすごい神様ですね。
今度は、伊弉諾尊(いざなきのみこと)を調べてみました。

伊弉諾尊は、日本神話の男神。
妻(つま)のイザナミノミコトといざない合って
万物を生み出したとされる。

妻(つま)の死後(しご),黄泉国(よみのくに)を訪ねるが,
死(し)のけがれを恐(おそ)れて脱出(だっしゅつ)する。

子どもにあたる神として,
アマテラスオオミカミ(天照大神)や
スサノオノミコトなどがいる。

写真の右がイザナギ、左がイザナミ。
二人は天の橋に立っており、
矛で混沌をかき混ぜて島(日本)を作っているところ。

天瓊を以て滄海を探るの図(小林永濯・画、明治時代)

ところで、神社と神宮と大社の違いを調べると、
神社の中でも、規模の 大きい神社は神宮や大 社と呼ばれ、有名な神 を祭神とする場合が多 い。

なお、天皇や皇室祖先 神を祭神とする神社を 神宮と呼ぶことが多く
天皇家につながる人 物(皇族)を祭神とす る神社を宮と呼ぶこと が多い。

大社は前近代 には杵築大社(現出雲 大社)・熊野大社(い ずれも島根県)しか名 乗っていないが、
戦前 は出雲大社のみが大社 を名乗っていた。
戦後 は旧官幣大社・国幣大 社・官幣中社の神社の 一部が大社を名乗って いる。

神様の事を色々調べてみると、結構面白いです。
神様の数があまりにも多いのにはびっくりしました。
結局、気持ちの問題でしょうけどね。