2022/3/8~3/21
ロイヤルノートンのレストア
その6 Vブレーキブースターの自作
ミエさん用のソラはVブレーキですが、Vブレーキブースターが前後に付いてます。
前。
後。
前後ともテクトロのVブレーキブースター付いてます。
Vブレーキは強力に効きますが、フレーム側の負担が大きく、フレームが撓む場合があるそうです。
たわむ、ゆがむ、変形する!
そこで、フレーム(台座)の剛性を補強するために、Vブレーキブースターを付けるのが鉄板でした。
最近見かけないのは何故?
ジルヴァにも付いてます。
このVブレーキブースターが新しいノートン号に付けられるか調べてみました。
台座ボルトの芯々を計ってみた。
約83mmでした。
ノートン号の台座は芯々約60mmです。ホッソ~・・・
全然違う、合わない!
しかし、見るからに細いですね、このシートポスト。
これじゃ、ミニVブレーキとはいえ撓むわね・・・いつかは・・・
ネットで調べましたが、このサイズに合うVブレーキブースターはありませんね。
あきらめるか・・・
自作すればいいかも・・・
アルミ切り板 肉厚5ミリ×幅100ミリ 長さは1センチ単位で自由カット (11-20センチ)
【商品の注文方法】「長さ15センチ」が欲しい場合「11〜20センチ」を選び、
問合せメールで「長さ15センチが欲しい」とご連絡ください。ご連絡がない場合「長さ20センチ」が1本届きます。
アマゾンで売ってました。
別に楕円形でなくてもいいはずなので、最小限の切断なら、なんとかできると思います。
こんな感じ。簡単な設計図書いてみた。
ホイールが回ればいいんだもんね。
あとはフレームの撓みをこの厚さ5mmのアルミ板で補強する。
厚紙に貼って型紙を作ってみました。
実測しないと分からないと思って付けてみた。
長過ぎた。
幅100mm、長さ140mmで作ったけど、明らかに長いです。
ホイールの幅は、40mm開けたので余裕ですよね。
20mm下げてみた。
こんな感じかね。
いいかも、長さは120mmにします。
やっぱり、型紙作って正解でしたね。
上部の角は取った方がいいですよね。
タイヤがないとイメージしずらい。
タイヤは26Cを履かせるつもりなので、タイヤを履かせてもう一度やってみます。
タイヤ等が届きました。
パナレーサー クリンチャー タイヤ [700×26C] レース C エボ4 F726-RCC-AX4
タカさんは、タイヤ等に特にこだわりはないです(笑)。唯一、アメサイドにこだわったかも。
いまのクリンチャータイヤはみんないいですよね。
タイヤを履かせてやってみた。
充分な余裕があります。
これで作成することにします。
注文しておいたアルミ板が届きました。
長さ120mmで注文したのに200mmが届いた(怒)。
「長さ120mm了解しました。しばらくお待ちください。」というメールが届いたのにも関わらず200mm。
両面に保護シールが貼ってあるのはいいけどさ。
一番肝心な台座の位置をドリルで開けた。
ボルトの直径は6mmですが、余裕をもって6,5mmの穴を開けました。
合わない。
失敗した。内側に寄り過ぎた。
アルミ板200mmが届いてよかったよ(笑)。120mmならまずかった。
もう一度やり直します。
芯々を計り直したら、60mmではなく61mmありそう(汗)。
今度は慎重に。
今度はピッタリ!
よかった、アルミ板の注文、間違えてくれてありがとう(笑)。
電動工具などあるはずもなく、手作業で切り落とします。
もう少しでできるぞ~・・・
この時、既に腕がパンパン・・・
なんとか・・・なんとか型ができました。
今日はここまで、あ~しんど・・・
昨日に引き続きやってます。シコシコ・・・
角を丸くするのが大変だった。
耐水ペーパーで番手を上げながら磨きこんだ・・・シコシコ。
仕上げはラップ磨き・・・シコシコ。
完成です。
軽量化のため、穴を開けています(笑)。
このアルミ板は柔らかいですね。
磨きこんでも鏡面にはならないです。
スペーサーについて考えた。
ブレーキシューを新しくしたので、以前のブレーキシューに付いていたスペーサーが使える。
M6の台座ボルトもあるので、何とかなりそう。
付けてみた。
計算どおりです。このスペーサーと台座ボルトがぴったりでした。
Vブレーキに干渉しません。
自作Vブレーキブースターの完成です!!!
今の気持ちを表現してみました。